「スペシャル対談」公開中!
1967年第一次羽田闘争を契機に“あの時代”を再考するドキュメンタリー映画『きみが死んだあとで』。 映画をご覧になった方々の中で醸成が始まっています。本作を巡るスペシャル対談、是非ご覧下さい。
『きみが死んだあとで』特別対談①
大友良英(本作音楽)×代島治彦 監督
『きみが死んだあとで』特別対談第1弾は、本作の音楽を手掛けた大友良英さんと代島治彦監督。「映像に対してというよりも、この世代に対する代島監督の愛憎に対して音楽を付けたのかもしれない」と語る大友さんは、代島治彦監督とほぼ同世代のいわゆる“しらけ世代”。団塊の世代への愛憎についての共通項を語るうちに、大友さんの原点であるフリージャズ界の世代摩擦や東日本大震災後の活動、はたまた人を突き動かす“スイッチ”とは何なのか、話が拡がりました。
『きみが死んだあとで』特別対談②
日本大学芸術学部 学生有志 × 代島治彦 監督
『きみが死んだあとで』特別対談第2弾は、日本大学芸術学部学生有志の皆さんと代島治彦監督。現在二十歳前後の彼らにとっては祖父母にあたる世代のお話。既に記憶ではなく歴史の一ページですが、映画に映る同じ年ごろの青年たちの熱量に圧倒されつつ、現在の若者たちの間に蔓延する“同調圧力”と当時の学生たちにもあったであろう“同調圧力”を指摘する鋭い意見も。当時の若者たちの戦いと、自分たち自身の日常の戦いについて話が拡がりました。
『きみが死んだあとで』特別対談③
四方田犬彦(映画誌・比較文学研究)×代島治彦 監督
『きみが死んだあとで』特別対談第3弾は四方田犬彦さん(映画誌・比較文学研究)と代島治彦監督。1967年、既に「政治」を意識していた四方田さん中学3年の記憶。その反骨の精神はどこから生まれたのか。 現在の世界の民主化運動や当時の世界情勢と比較して日本の学生運動をどう評価するか、様々な論者への反論と持論を展開。そして『きみが死んだあとで』が獲得したものは何なのか、そもそも映画や映像全般ができる大きな役割「服喪」について、縦横無尽に語って下さいました。
『きみが死んだあとで』特別対談④
加藤登紀子(シンガーソングライター)×代島治彦 監督
『きみが死んだあとで』特別対談第4弾は、この時代をよく知る加藤登紀子さんと代島治彦監督。加藤登紀子さんは“60年安保世代”、山﨑博昭が死んだ1967年10月8日は既にプロ歌手として活躍されており、映画の中でも歌われた「国際学連の歌」から記憶が呼び起こされたと語った下さいました。「革命は一時の夏。それで何が悪かったのか」。世界中が革命を求めた時代の熱、記憶を熱く語りながら、最後にあの名曲『時には昔の話を』をその場で歌って下さいました。